またまた 『小規模企業白書』。
今回は2016年版を取り上げます。

 よく知られている中小企業白書は2016年版が53回目となる法定白書。 私もたまにですが情報源として活用させてもらってます。小規模企業白書はこれと系列を同じとするものです。 2015年版が初回で2016年版は2回目となる法定白書です。

 まずは小規模事業者のおさらい。

小規模企業者とは
 「おおむね常時使用する従業員の数が20人【商業またはサービス業は5人)以下の事業者」をいいます。※1 
 『小規模企業者』というと法人のイメージですが個人事業者も含まれるため白書では基本的に『小規模事業者』といっています。
 また 常時使用する従業員の数が5人以下の事業者を『小規模企業者』と定義しています。白書では基本的に『小規模事業者』といっています。

小規模事業者数の現状
 総務省の「経済センサース基礎調査」によれば2014年の中小企業者数は約381万者 そのうちの約325万社が小規模事業者となっています。日本の企業数の99.7%が中小企業者です。 従業員数ではおおよそ7割が中小規模事業者の従業員です。
 小規模事業者は日本全体のうち企業数としては約85%を占めていますが、従業員数は約23%を占めるにとどまっています。 
 
 小規模事業者の数は2012年の調査に比べ約9.1万者減少しています。 開業で約28.5万者増えてはいるのですが約45.7万者が廃業しています。

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法人の数はあまり変わらず大半が個人事業者の減少です。

業種では小売業が多くを占めています。

個人事業者の離職理由の第一位は「病気・高齢のため」たなっています。

商店街のシャッター通りを何となくイメージしてしまいます。

次回からは白書をみながら 「元気な小規模事業者」を模索したいともいます。

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※ グラフ 出典: 2016年版小規模企業白書概要