いろいろなところから 相続発生前に○○しましょうって聞こえてきますよね。

建設業の会社だと アパートを建てましょうとか。 生命保険の会社からは保険に入りましょうとか。
最近では庶民にはあまり縁がないと思っていた信託銀行のCMもよく目にするようになりました。

相続税を納める可能性が高い方はやっぱり 少しでも多く残された方に財産を残そうと 今のうちになにか対策を講じたほうがいいですよ。

でも いきなりお金を使ったり、他人に預けることはしないでください。

敵を知り己を知れば百選危うしからずって言いますよね。

だから まず自分の財産  プラスの財産だけでなくローンなどのマイナスの財産も含めて目録を作ってください。

目録を眺めてどうですか。

預金やすぐに現金化できる証券がある程度あって 相続税が発生しても納税はそこから納付できますか。

不動産や事業用の資産が多くすぐに現金化できるものが少なくて相続税を納めるとき資金をどこかほかから工面しないといけない様ですか。

相続対策で必要なことって 税金をいかに少なくするかってことも考えないといけないですけど 残された人たちがその後にどう生活をするか、どう生きてほいいかっていう視点も大切じゃないですか。

だから 目録を作ったら 次に 誰にどの財産を相続させるのか考えてください。

そうしたら 相続した人が納めるべき税金も大まかにわかりますから そこから税金の対策は考えましょうよ。

事業に使っている建物や、今住んでいる家が建っている土地は 税金収めるために売ったらあとの生活が困ってしまいますからちゃんと税金を計算するもとになる評価額を少なくしてくれる規定があったりします。

何が言いたいのかといえば 財産の着地点を考えてからのほうが 相続がおきる前にやったほうが良いこと、相続がおきてからやったほうが良いことがはっきりわかりますよってことです。

当然 方法は一つではありませんから やっぱり専門家の知恵を拝借してくださいということです。